~新たな仲間のご紹介~
急性期病院で約10年間の経験を積み、利用者様一人ひとりに寄り添う看護を大切にしてきました。
これからは地域の中で、安心して頼っていただける存在を目指してまいります。
どうぞよろしくお願い致します。
看護師:谷地 佳織
~10年の歩みとこれから~
 2015年6月1日の当事業所設立から10年が経ちました。10年前、弊社社長と千葉県庁に申請書類を提出した日がついこの間のように感じます。
一方、設立後様々な困難を経てきた分、長かったようにも思えます。
弊社は本社が立川市にあり関東や近郊において訪問マッサージ事業をしている会社です。
マッサージ事業所がある松戸市内に立ち上げたとはいえ当然事業所の知名度はありません。
関係機関への挨拶回りや地域住民に向け”けんこう教室”を開催していました。今思い出すととても懐かしく感じられます。
 先日、ある求人関係業者の方とお話しをしていた際、『てあてさんはもう老舗ですよ。』という言葉がありました。
『うちが老舗ですか?』と驚いて返答しましたが、介護保険制度での訪問看護事業はまだそれ程長くはないことや
厳しい報酬改定の影響を踏まえると確かに10年の事業継続は短くないのかも知れません。
 10年の中でご利用者やご家族、関係者からありがたい言葉を頂くことが多くありました。
しかし、私自身としてはそれらの言葉よりも事業所としてもう少し上手く対応できたのではないか、
早く気づいて予測より早い悪化や死の転帰を回避できたのではないか、といくつかの場面や過去に関わったご利用者の顔を思い出す方が多いです。
だからこそ続けてきたのかも知れません。
 令和7年6月1日現在、看護師5名・療法士3名・事務員1名の9名体制で運営していきます。
年齢・疾病を問わず対応し、介護保険8割・医療保険訪問が2割の利用者状況です。
設立時からのメンバーは私だけになってしまいましたが、勤続3年半以上の職員が5割越えとなりました。
まだまだ小規模事業所には変わりありませんが、デメリットとは考えず、強みに変えていきたいと思います。
これまで通り職場内外での利用者管理に関する連携を大事にしていきます。関係者との連携では、
現在連携ツールに複数参加させて頂いており、確認する事項・時間は増えていますが、
ご利用者の状態・状況に合わせた連携を心がけていきたいと思います。
 11年目に入ることで、それぞれが培ってきた経験・知識・技術を単に利用者へのサービスの質保証のみでなく、
専門職業人として医療・介護保険制度における訪問看護の役割・責務についてこれまで以上に考えていきたい。
その為に多職種との連携についての課題や制度の盲点も把握して、自身の考えを適切に発信しつつ能力を高めていく必要があると感じています。
 11年目からも当事業所をどうぞ宜しくお願い致します。
管理者 看護師 工藤由美子